整形外科でMRIを撮影し、「脊柱管狭窄症ですね。」と診断されると、多くの方が
- このまま歩けなくなるのでは…
- 手術をしないと治らないのでは…
- 年齢だから仕方ないのでは…
- 痛み止めを飲み続けるしかないのでは…
このような相談を当院でも多くいただきます。
しかし、実際には脊柱管狭窄症と診断されたすべての方が手術を必要とするわけではありません。
現在の国内外の診療ガイドラインでは、重度の神経障害や膀胱・直腸障害などを除き、まずは保存療法(手術をしない治療)を行うことが推奨されています。
つまり、「脊柱管狭窄症=すぐに手術」という考え方ではありません。
実際に、適切な運動療法や生活習慣の改善、身体の使い方を見直すことで、痛みやしびれが軽減し、歩ける距離が伸びる方も少なくありません。近年、運動療法を中心とした保存療法は、痛みや身体機能、歩行能力の改善に有効である可能性が示されています。
この記事では、理学療法士として13年以上にわたり整形外科や病院で脊柱管狭窄症のリハビリに携わってきた経験と、国内外の研究や文献をもとに、
- 保存療法とは何か
- 手術が必要になるケースとの違い
- 保存療法で改善しやすい人の特徴
について分かりやすく解説します。
脊柱管狭窄症とは?


脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る「脊柱管」という神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで腰や足にさまざまな症状が現れる病気です。
加齢による変化が主な原因で、
- 椎間板の変性
- 靭帯の肥厚
- 骨の変形
- 椎間関節の変性
などが重なることで神経の通り道が狭くなります。
特に60歳以上では頻度が高く、日本整形外科学会でも高齢化に伴い患者数が増加している代表的な腰の疾患として紹介されています。
脊柱管狭窄症の代表的な症状は?
脊柱管狭窄症には特徴的な症状があります。
腰痛
腰そのものの痛みよりも、
- 「腰が重い」
- 「立っているとつらい」
という訴えが多くみられます。
足のしびれ・痛み


神経が圧迫されるため、
- お尻
- 太もも
- ふくらはぎ
- 足先
にかけて痛みやしびれが出現します。左右どちらかだけの場合もあれば、両足に症状が出ることもあります。
間欠性跛行(かんけつせいはこう)


脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状です。
歩いていると、
- 「足がしびれる」
- 「腰が重だるくなる」
- 「足に力が入りにくい」
という症状が出ますが、少し前かがみになって休憩すると再び歩けるようになります。
これは、前かがみになることで脊柱管が広がり、一時的に神経への圧迫が軽減されるためと考えられています。
脊柱管狭窄症の保存療法とは?
保存療法とは、手術を行わずに症状の改善や日常生活の質の向上を目指す治療法です。
主な内容には、
- 運動療法
- リハビリテーション
- 薬物療法
- 生活指導
- 徒手療法
- 神経ブロック注射(必要に応じて)
などがあります。
重要なのは、「何もしない」ことではありません。
保存療法とは、身体の状態を評価し、症状の原因に合わせて適切な治療を組み合わせることです。
保存療法で改善が期待できる理由
「神経が圧迫されているなら、手術で広げるしかないのでは?」このように思われる方も多いでしょう。
しかし、痛みやしびれは神経の圧迫だけで決まるわけではありません。
近年では、
- 神経周囲の炎症
- 筋肉の緊張
- 血流障害
- 神経の滑走性低下
- 身体の使い方
- 歩行パターン
なども症状に大きく関係することが分かってきています。
つまり、神経への負担を減らし、身体の動きを改善することで、症状が軽減する可能性があります。
そのため、近年の国際的なガイドラインでも、手術を急ぐのではなく、まず保存療法を行うことが推奨されています。
脊柱管狭窄症で保存療法で改善しやすい人の特徴
臨床経験でも、次のような方は保存療法で改善する可能性があります。
①歩くと痛いが、休めば歩ける
間欠性跛行があっても、
数分休憩すると再び歩ける方は、保存療法で歩行距離が伸びるケースが少なくありません。
②筋力低下が軽い
筋力が保たれている方は、運動療法による改善が期待できます。
逆に、急激な筋力低下や麻痺が進行している場合は、早めに専門医へ相談することが重要です。
③姿勢によって症状が変わる
前かがみになると楽になる。
椅子に座ると症状が軽くなる。
このような方は、姿勢や身体の使い方を改善することで神経への負担を減らせる可能性があります。
④運動不足がある
痛みが怖くて動かなくなると、
- 筋力低下
- 柔軟性低下
- 血流低下
が進み、さらに歩けなくなる悪循環に陥ります。
適切な運動療法は、この悪循環を断ち切るために非常に重要です。
脊柱管狭窄症で手術が必要なケースは❓


一方で、すべての方が保存療法で改善するわけではありません。次のような症状がある場合は、手術を含めた専門的な治療を検討する必要があります。
- 排尿・排便障害
- 急激な筋力低下
- 足が全く上がらない
- 安静時にも強い痛みが続く
- 数か月保存療法を続けても改善がみられない
このような場合は、自己判断せず整形外科専門医へ相談することが大切です。MRI検査を行い重症度に合わせて進められます。
🩺保存療法で改善を目指せるケースも多い?
脊柱管狭窄症のほとんどの方は保存療法から始めます。代表的な方法は次の通りです。


1️⃣薬物療法
- 消炎鎮痛薬で炎症や痛みを抑える
- 神経の血流を改善する薬を使用する
- 神経の敏感さを抑える
狭くなった脊柱管は変わりませんが、薬で痛みやしびなどを抑えることができます。
しかし、眠気やめまいなどの副作用が強く人によっては合わないことがあります。
2️⃣理学療法・運動療法
- 関節の動きを改善し腰の負担を減らす
- 股関節の柔軟性改善
- 体幹の安定性改善(多裂筋,腹横筋など)
- 正しい身体の使い方
- 腰に負担がかからない姿勢の指導
保存療法で大切になるのが運動療法になります。専門的な分析と関節や筋肉,神経症状に合わせ進めていきます。
身体の使い方や歩きのフォームも行うので楽になる方が多いです。
3️⃣装具療法
- 腰の動きを安定させるコルセットの使用
- 杖を使い腰・足の負担を減らす
脊柱管狭窄症の方で多いのが体幹の不安定さと歩く時の衝撃緩和が苦手で痛み多いです。
痛みが強い時期はコルセットや杖で代用することも大切です。
4️⃣神経ブロック注射
痛みの原因となる神経の周辺に局所麻酔薬を注射し、痛みや炎症を軽減する治療法。強い痛みがある場合、一時的に痛みを和らげる。
安静や運動療法を行なってもあまり変わらない方が行うことが多いです。
脊柱管狭窄症で保存療法で意識したいポイント☝️
保存療法を効果的にするためには、日常生活の工夫が欠かせません。


- 長時間立ちっぱなしを避ける
- 反り腰姿勢の改善
- 自転車など痛みの出にくい有酸素運動
- 体幹や股関節の運動
- 体重管理で腰への負担を減らす
小さな積み重ねが、症状改善の大きな一歩になります。
骨格や症状段階など身体に合っていない運動を続けると症状が悪化することもあるので、専門的施術が必要なことが多いです。
カラダベース那珂川整体院の脊柱管狭窄症の施術
当院では、「脊柱管狭窄症だから同じ施術をする」ということはありません。
症状が似ていても、
- 姿勢
- 股関節や足関節の動き
- 歩き方
- 筋力
- 神経の働き
- バランス能力
は一人ひとり異なります。
🍀カラダベース那珂川整体院では
- 理学療法士の視点から歩行を分析
- 筋肉や関節などの個別評価/チェック
- 原因に合った完全オーダーメイド施術
- 専門の機械を使って不調を見える化
まず全身を評価し、「なぜ神経に負担がかかっているのか」を見極めたうえで施術や運動指導を行っています。
病院で培った技術と知識で解決していきます。
カラダベース那珂川整体院のサポート
理学療法士の視点から問題点を分析し施術を行ないます🍀
また運動器認定理学療法士(日本理学療法士協会認定資格)整形外科の専門知識と技術を持つ理学療法士でより専門施術を受けれます
- 🩺医療現場で培った安心・安全施術
- 📝ご要望に合った完全オーダーメイド
- 🏃♂️姿勢や動作に使える筋肉になる施術
- 💧急性痛から慢性痛みまで対応
- 🏠正しい身体の使い方とケア指導
再発予防/動かしやすい体づくり目指し
“完全オーダーメイドの施術”
を提供します。
📝まとめ
脊柱管狭窄症を悪化させない日常生活のポイントについて紹介しました。
- 姿勢や動作の習慣を見直す
- 無理のない範囲で体を動かす
- 腰に優しい生活を心がける
脊柱管狭窄症は生活の工夫で悪化を防ぐことができます。
しかし、歩行障害や神経痛でお悩みの方は専門的ケアがおすすめです。
症状が軽いうちのケアが大切で、自己流で無理をすると逆効果になることもあります。
薬や注射で改善が見られない脊柱管狭窄症でお悩みの方は、カラダベース那珂川整体院までご相談ください。
【ご予約・お問い合わせについて】
カラダベース那珂川整体院では、
1日7名様限定の
【完全予約制】で提供してます
当日予約可能ですが事前予約お勧めします
【診療時間】
営業日:月〜土曜日(定休日:日祝日)
月〜金曜日9:00~19:30
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(最終受付18:00)


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参考文献
- Ammendolia C, et al. Non-operative treatment for lumbar spinal stenosis with neurogenic claudication: an updated systematic review. BMJ Open. 2022.
- North American Spine Society (NASS). Clinical Guideline for Degenerative Lumbar Spinal Stenosis.
- 日本整形外科学会. 腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン 改訂版.
- Genevay S, Atlas SJ. Lumbar spinal stenosis. Best Practice & Research Clinical Rheumatology. 2010.






